アゴラのWho is feeling lucky ? という記事を読んだ。
Yahoo! Japanの検索エンジンにGoogleが採用された事に関するオピニオンだが、その中で、もはやPCは「現場にあらず」というくだりがあって
検索はPC上で起こってるんじゃない、「手元」で起こっているんだ、ということである。その手元とは、ケータイであり、スマートフォンであり、iPadのことである。
という文章が載っていた。
わたしはここに刺さってしまった。
PCの時代が来て30年。もちろんPCというものが無くなるわけではないだろうが、主戦場としての役割は終わったと言われている。
シンクライアントどころかノークライアント(これはどうやら、スマートフォンやipadみたいな装置でアクセスするからノークライアントと呼んでいるようで、本来はノーPCのことだろうと思います)などともいわれているそうです。
私自身はモバイルソリューションという名でいろいろ模索しているが、昔のモバイルソリューションはモバイル機器のソフトとサーバーやホストのシステムとが連携して動くものだった。
今となってはモバイルソリューションといっても、動くソフトやデータは9:1でサーバー(クラウド)側。モバイルデバイスはどちらかというとアクセスデバイスという色が濃い。
もちろん良い、使い道に合ったモバイルデバイス、ネットワークインフラがあっての代物だが、システムとしては9:1でサーバーソリューション。
で、ハタと思った。
モバイルじゃないんだ。手元なんだって。
社外や屋外、移動中などのシーンで使えるものとしてモバイルソリューションを考えてきたが、本質は手元なんだ。
そういえば、例えば、ツイッターとか、天気予報とかチャットとか、目の前にパソコンがあってもiphoneでやっている事ってあるよな。
ポケットから出して、ささっとやって終わったらしまうっていう業務って結構あると思う。
技術的に必要な事はモバイルソリューションと同じなんだろうけど、適応業務(作業?、タスク?)を考える時は若干ニュアンスが変わるなと思いました。
「手元」という言葉に引っかかって、ちょっと脱線気味の想いをはせてしまいました。