位置情報ベースのサービスがヒートアップしているように思えます。
私も今年の5月くらいにFoursquareという位置情報ベースのサービスを見つけて始めました。
今いる場所で、iphoneのアプリでチェックインという操作を行うとその時間にその場所に居たという記録が残るだけのとてもシンプルなもの。
これが結構ハマる。
その場所に一番多く来た人がその場所のメイヤーになれる。ある条件をクリアするとバッジがもらえる。これだけでも結構楽しい。
何とも人にうまく説明出来ないのだが、たぶんこればっかりはやってみないと解らないのだと思う。
その証拠に、説明して、初めて見た人は大体ハマる。やってみない人は一生ハマらずクールに構えているだけ。
元々、さかのぼってiphoneでGPSが使えるようになった頃にiTrailなど多数のGPS関連のアプリが出て、それで、Google Map/Earthとの間のオープンスタンダードであるKMLという位置情報フォーマットに感銘したのが始まり。
ヨットやウオーキングで移動した軌跡を後でGoogle MapやEarthでプロット出来、かつ他の人と共有出来る。
つけっぱなしにしておけばLifelog的ですばらしいソフトなのだが、残念ながらiphoneのバッテリーをかなり消費するので、結局あまり使わなくなった。
Foursquareはトラッキングはしてくれないが、その場所場所で、近隣の施設やお店の名前をデータベースから出してくれるので、該当する施設を選ぶだけで良い。
入れるのが楽だし、ただのLatLong(緯度経度)情報じゃなく場所の名前で記録されるので、ここからが本来のFourwsquareのSNSたるところであるが、その近隣でいろいろな人が入れたTipsが見れる。それらを見てから入るお店を決める事だって出来る。使いようによってはお店のポイントシステムやクーポンシステムの代替えになる。もちろん自分がTipsを残せる。同じ場所に他にどんな仲間がいるか、いたかも解る。壁に「xxxx参上」とかスプレーしなくてもいいのである。
限りない「新しいトランザクション」を生み出す可能性のあるシステム。
ところが、最近Facebookが同様のサービスを追加した。英語ではPlacesというが日本語では何故かスポットという名前になっている。
Foursqureとほぼ同じ理屈。FoursquareにもFacebookやtwitterへのインターフェースをもっているのだが、FacebookのNativeな機能となるといろいろ双方向での利用が可能になる。
Googleもちょっとアプローチは違うがお店をベースにした位置情報ベースのサービスを出している。
日本でもチェックインのかわりにタッチとかいって、同様のサービスがあるらしい。
私の持論で、iphoneなどのスマートフォンと呼ばれる物を使うと、5W1Hのうち、When(時間)、Where(場所)、Who(誰)は自動的に確定出来る。
後は他の部分だけ埋めるアプリを用意すればトランザクションは完成する。
KMLという位置情報のスタンダードフォーマットあるいはicsというカレンダー情報のスタンダードフォーマットもキーである。
FoursquareとGoogle MapやGoogle カレンダーや他のアプリで連携するのにファイルにエキスポートしたり、APIを使ってプログラムを作る必要も無い。
Foursquareの用意したkml,ics,rssなどのURLに接続するだけで良い。
試しにFoursquareやFacebookで位置情報をやっている方は是非www.weeplaces.comというのを試してみてください。中々楽しいですよ。
インポート/エキスポート方式だと前回インポートした後に出たデータは追加してインポートしなければならないが、URLで直接相手のデータベースを覗いているのであれば常に最新の状態である。
位置情報、モバイルデバイス、オープンスタンダード
とてつもない新しい世界が始まりそうである。