昨晩(日本時間の)行われたAppleのiPad2のプレスカンファレンスがApple keynoteのPodcastに早くもアップされていたので、早速見てみた。
AppleもさすがにAndroidをベースにした物量攻勢に危機感を感じたのか、休養中のSteve Jobsをプレゼンターに出し、iPad発売からわずか9ヶ月という短いサイクルでiPad 2Gを出すというたたみ込みに近い作戦に出たのだと思う。本来なら一年以上は今のiPadで引っ張れるし、かつ、Steve JobsがいなくてもAppleは変わらないというメッセージのプレゼンをしたいのじゃなかったのかなと思う。
プレゼンテーションのスタイルは初代iPadの時とほぼ同じ。
うれしかったのは、最後に 前回にも出した冒頭のTechnology X Liberal Artsの話しをした事。
前回のプレゼンでも最後にこのスライドを出してJobsがアップルの信念について話し、いたく感動したものだ。
Liberal Artのうまい日本語が思いつかず、いろいろ探していたらArt of Marrsさんのブログでドンピシャの訳を偶然発見して喜んだのを覚えている。
今回も「前回話した繰り返しになるが」と前置きして、同じ様にアップルの取り組みについて時間をさいて話した。
他社よりも少しでも高いスペックのもを出す事を目標にするんのではなく、その商品で実現したい事がまずあって、それを満足に出来る為にはどういうスペックの商品が必要か、というアプローチでの商品開発なのだと思う。
Windowsパソコンを買う人やAndroidスマートフォンを買う人にはきっとこんなものを見てどれを買うか決めるのだと思う。
でも、Apple製品を買う人には、こんな物を見て決断をするのかな、と思います。
これが Intersection of Technology and Liberal Arts だと思うし、私もそれが解る感性を持った人間で有り続けたいと思います。