
人間って本当に不思議ですね。
ちょっと前までは通勤は手ぶら族でした。
iPadが出て、仕事にもiPadを使うようになったので、B5サイズのカバンを持つようにライフスタイルを変えたのですが、気がついてみると、いつの間にかB5サイズのカバンがパンパンになってしまっています。
予備バッテリーだの、BCP対策に手回し発電機だの、レーザーポインターだのとチビチビと常備品が増えてきています。
そこにきて、これは、是非、常に持ち歩きたいなというのが出てきちゃった訳です。
ASUSのモバイルLEDプロジェクターS1。
いままでも小さいものはいろいろ出ていて、物色はしていたのですが、光度が低いとか解像度が悪いとか大きいとかいろいろスペック不足でなかなか買うまでには至らずだったのですが、やっと買ってみようかなというものが出たというお話です。
写真の様に手のひらサイズでバッテリー駆動、6000mAhのバッテリーで3時間の連続使用が出来る事になっているようです。
尚、内蔵のバッテリーはほかの機器への外付けバッテリーとしても使えるように USBポートが付いています。
明るさはバッテリー使用時では70ルーメン、ACアダプターを付けての利用だと200ルーメンとなっています。
画面サイズは最大で約2.5メートルほど離れて100インチ相当との事。
詳しくはメーカーのサイトをどうぞ。
早速使ってみました。
結論からいうと、部屋を暗くさえすれば結構使えます。
ベッドに寝転んで天井に映したり、足下の壁に映したり、あるいは居間の壁に映したり、家庭利用では結構便利です。
■良いところ
立ち上がりが速い。メーカーでは5秒で使えると言っていますが、本当にすぐ使える感じです。
コントラスト比が高いせいなのかどうかはわかりませんが、部屋を真っ暗にまではしなくても充分実用に耐えます。
底面にカメラの3脚をさす穴が付いているので、携帯三脚を持ってさえいれば安定した姿勢を簡単に確保出来ます。
■惜しい、というところ
A/Cアダプターは大きさは小さいのですが、コンセントの部分が折りたたみになっていないので持ち運ぶつもりだとちょっとうざいです。3rdパーティーのアダプターを考えた方がいいかも。
冷却の音がちょっと気になります。他のプロジェクターよりも大きな音という訳ではありませんが、製品の性格上、耳の近くに置いて使うことが多いので気になります。内蔵のスピーカーで音を出すようにしているとなおさら気になります。映画などを見る時は外付けスピーカーをつないだ方がいいかな。
ミニマルなスペックになっているので台形補正とか自動焦点とか、そういうインテリジェントな機能はありません。従って、必ずプロジェクターを真正面に設置する必要があります。まあ、前述の3脚を使えばほとんど問題ありませんけどね。
まだまだ使いだして日が浅いのでファーストインプレッションの域を出ませんが、Chromecastと組み合わせたこの構成がミニマム構成でしょうかね。chromecastの電源供給を プロジェクターのUSBポートから取れるところが結構ミソです。
これで、iphoneやAndroidからyoutubeやChromeブラウザーからの映像はプロジェクターにワイヤレスで表示出来ます。
井戸端会議的に、その場ですぐにiphoneやipadを回し見するのでなくみんなで見れる環境が実現出来そうです。
MiracastもAirPlayも両方対応というChromecastサイズの夢のようなスペックの装置(右側)も買ってみましたが、イマイチ心配であまり使っていません。どなたか 評価されたかたいますかね。
という事で、話はかなり脱線しましたが、私の通勤用のカバンはさらにパンパンになり、そろそろA4サイズのカバンに変えなければならないかな、と悩んでいるところです。