やっと週末になったのでゆっくりと10月20日のアップルのプレスカンファレンスの1時間半のビデオを見ることができた。
アップルのサイトのトップページにストリーミングのリンクがあるし、Podcastをやられている方は、Apple Keynotesというタイトルで入手出来るので是非ご覧になってはと思う。
今回の発表は Back to macというタイトルで
iLife 11(新しいバージョンのマルチメディアツールスイート)
facetime for mac beta(iphone4で出来る様になったビデオ電話のMac版)
Mac OSX Lion(次期バージョンのMac OS)のSneak peak
そして、お決まりの One more thing でMac Book Airの新しいモデル。
最近iphone関係のプレスカンファレンスが多かったので発表即発売というAppleらしいパターンは少なかったが、今回はMac OSX Lionをのぞいては、久々の ”Available Today” でした。
内容については他のブログやニュースサイトで詳しく紹介されているのでここで改めて紹介する必要はないと思います。
いつもの事ながら驚くのはAppleはiLifeの様なツールの発表とMacBookAir用な技術的に革新的な内容のものを同じ次元で、同じ様なテンションでCEOのジョブスが説明するところです。
ilifeはご存知の通り、iphoneという写真を扱うソフト、iMovieという動画を編集するソフト、Garagebandという音源を編集するソフト、iWebというWebsiteを編集管理するソフトの集まりです。
楽しく、解りやすく、簡単に、素敵な物が作れるという感じでどんどん進化して来ていて、今回も更にすばらしい機能が追加されました。
自分の撮ったビデオを簡単に編集して素敵なビデオクリップにするだけでなく、今回はトレーラ(映画の予告編の事ですが)が簡単に本物の映画の奴みたいなのが作れちゃう機能まで追加されました。
これらの良さを説明すのに、新しいiLifeで作れるようになったすばらしい作品を作る過程を見せながら楽しそうに説明します。どうしてその機能が一番いいと決めたかという判断過程の話しとかもします。
その一方で、MacBookAirなどは最新テクノロジーを駆使していかにそれが他に比べて優れた製品かを論理的に説明します。
私等にはまったく違った種類の興味の分野だと感じるのですが、Appleでは同じ次元での重要性、品質、機能の話しなんでしょうかね。
Appleの社内のハイレベルの会議では日々どんな議題でどんな議論をしているのか見てみたいものです。
そのうちFacebookみたいに映画化されませんかねえ。
もう一つの「感心」はMac OSX Lionです。
来年夏の発売予定との事で、今回はサワリだけの説明でしたが、これが、まさに「Back To Mac」というテーマそのものでした。
もともとMacOSをベースにしてiphoneやiPadが出来上がった訳ですが、それらから生まれたすばらしい機能をこのLionというバージョンではMacOSに反映させるというものだそうです。
例えばAppstoreというのはiphoneやiPadを使っている人には当たり前のサービスですが、これをMacにも適応しちゃうという事だそうです。
確かに今まではパソコンのソフトはお店で買うか、アチコチのホームページをアクセスして購入していたのですが、確かにAppstoreみたいのがあれば便利ですよね。
インストールもiphoneでは購入=インストールですが、Lionではそれを目指している様です。
iphoneのメニュー画面(スプリングボードと呼ばれているそうですが)も便利ですが、これもLionで採用されるようです。(LionではLaunchPadと呼ぶ様です。)
iphoneでは当たり前ですが、フルスクリーンモードでのアプリの実行も標準機能として備える様になるようです。
「macから生まれて育ったモバイルデバイスで学んだ事を今度はMacに戻す」で「Back to mac」な訳ですね。