今日、ラジオを聴いていたら、タイトルの「ipadは言ってみればオリーブみたいな感じですかね」というのを聞いて、なるほどと思いました。
日本人はかつてはオリーブなんていうものは知らなくて、オリーブを添えたりせずにサラダとかいろいろな料理を食べて、特に不満足では無かったわけですよね。
でも、オリーブを知ってしまって、オリーブを添えた料理を味わってしまった今、オリーブがついていないと、なんか物足りないと思ったり、味わいが無いと思ったり、オリーブがなきゃダメだと思ったりしますよね。
それでいて、おにぎりやみそ汁にオリーブを入れようと言う気にはならない。
かつてスティーブ ジョブズのipadの発表のプレゼンテーションで「ipadを作るにあたって、ipadが一番向いているタスクを考え、そのタスクを一番うまく出来るような装置を考えた」というような事を言っていて感心した記憶があります。
今までは携帯(iphoneを含め)が最適な装置ではないけれど携帯でやっていた事、あるいはパソコンが最適ではないがパソコンでやっていた事の中でipadの様な装置でやる事が一番いいというタスクをイメージしてあのサイズや重さや機能を決めて行ったわけです。
そして今、その装置であるipadが出て、ipadでそのタスクをやり始めたら、もう、そのタスクに関しては今まで通り携帯やパソコンでやるのはかったるいなと思い出すわけですよね。
そんなの携帯で充分出来るじゃん、とか、パソコンで出来るじゃんとか言っている人は、食わず嫌いってとこですかね。