月別アーカイブ: 3月 2010

製品企画で陥りやすい3つの問題

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今回はちょっと真面目な話です。また、評論家的な話かなとも思いますが、思うままに…

私はハードウェアベンダーではないので直接今この問題に直面している訳ではありませんが、歴史を見ると次には我々SIerにも来るのかなと懸念をしています。

テクノロジーの進歩に引っ張られ、また今ではIT業界においてはスタンダードを取る事が勝ち組になる近道ということもあり、熾烈な新製品競争が繰り広げられています。

私の感じた今の新製品のあり方の問題点3点についてです。評論家みたいな話になってしまいますが、自分に対するメッセージも含めてまとめてみました。

1.スペック勝負

特に後発商品の場合にはどうしても競争優位性を出すためにスペック優位性を前面に出した商品になってしまいます。競合相手より10g軽い、3mm薄い、メモリーが1GB多い、CPUが速い、USBポートが2つ多い、立ち上がりが3秒速い、など大体の商品はこういったスペック勝負だと思います。

テクノロジーがニーズに追い付いていなくて遅かったり重かったりするけれど我慢していた創世記にはこういう技術競争を前面に出した製品計画も有かなと思いますが、オーバーシューティング現象の今は訴求ポイントは別のところにすべきかなと思います。

私の子供の時代には自動車の宣伝文句は常にエンジンの馬力だとか、0-400mの速さだとかが前面に出ていました。我々も、ちょっとでも馬力の高い自動車にあこがれたものです。しかし、昨今どの車種が何馬力なのかなんて誰も知らないし、興味もないですよね。これは自動車マーケット自体が成熟して、性能優位性から乗りやすさとか快適とかに移ってきているからだと思います。(最近はエコ関係でまたスペック勝負的な雰囲気はありますが)

我々の業界もそろそろスペック優位性を前面に出す時代は終わりではないでしょうかね。(もちろんそういう商品も出てきていますが)

2.差別化戦略

他社には無い何かを持つことにより優位性を出す。当然のアプローチだとも思います。

他社製品にはあって、自社製品には無いというものを追加してもそれは追従しているだけであって、優位性は出せない。その機能もユーザにとって必要な物であれば足さなければ「良い製品」にはなれないわけですが、やはり競争優位性を考えると、それによりは「他社にない機能」の付加を優先させる、あるいは、他社とは全く違うコンセプト商品を出して同じ土俵に乗らないようにする。

正しいアプローチの様な気もしますが、いつかマーケット(利用者)の存在が消えてしまう気がします。戦うべき相手との戦略重視で、マーケットや利用者の混乱に対する配慮が過少化してしまうのではないでしょうか。古くはベータとVHS、最近ではハイビジョン、インターネット放送、電子書籍などスタンダード争奪戦も同類の問題を秘めていると思います。

3.パラダイム延命商品

個人的には一番根が深いのはこれかなと思います。

特にIT業界では今、4番目の大きな波が来ており、ドラスティックなパラダイムシフトが起きつつあります。

こういう時期には技術革新も大いに重要ですが、使う側も考え方を今までの延長ではなく、ガラッと変えなければならず、この普及・定着のスピードが勝負となります。

勇気があり、クリエイティブな企業は新しいパラダイムを訴求するようなパブリシティーを行い、率先してパラダイムシフトをリードしながら商品を世に出して行きます。

しかし、比較的多いのは、「革新的な技術を今まで通りの使い方で使える」事を売りにしている商品です。たとえば、IP電話(最近ははやり言葉のせいか、IPセントレックス電話もVaaS(Voice as a Serviceと呼ばれたりしているそうですが)というのは今までの「アナログ音声で、独立したシステム」で行っていたものから比べると、他システムとの融合など、大きな可能性を秘めています。しかし、多くみられるのはIP-PBXの様に、テクノロジーはIP技術を使っているけれども、「使い方は今までのPBXと全く同じように使えますよ」というのを売りにしているものが多いような気がします。ソフトウェアの世界での技術的な話になってしまいますが、オブジェクト指向という概念を従来のサブルーチンの様に使えますなどとオブラートに包んでしまっているのも、設計者のパラダイムシフトを阻害していると言わざるを得ません。

マーケティングをするとおそらく、少なからぬ(マジョリティーと呼んでも良いくらいのボリュームかもしれませんが)マーケットニーズが上記のようなニーズだという事になってしまうし、利用者も受け容れ易いのである量は売れてしまうのでさらに性質が悪いかなと思います。

しかし、私は、これはパラダイム延命商品と呼び、パラダイムシフトが起きる事を阻害している、あるいは遅くしている効果しか無い商品だと思います。

新しい物を出し、新しい使い方を提案する商品を出すことは勇気がいるし、時間、根気、コストがかかる事だと思いますが、流れを読み、正しいアプローチをする企業でありたいと思います。

ちょっと理屈っぽくて長文になってしまいました。すみません。

小さな「当たり前」が変わっていくような気がします。

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ipad用のSDKのゴールドマスターシーズが今日出ました。

いよいよ4月3日のリリースに向けて準備万端という感じですかね。

iphoneのSDKの時にもありましたが、ipad用のSDKにも、HIG(ヒューマン インターフェース ガイドライン)というドキュメントが付いてきます。

私はこのHIGは、開発思想や操作性をどういう考え方で設計すれば良いのかが解るので、必ず読むようにしています。(開発者によっては好きにさせてくれという人もいるとは思いますが)

ipad用のHIGは一部iphoneと共通するところもあるのでそう大きなボリュームではありませんが20カ条ほどのガイドラインが付いています。

その中で、「Ask people to save only when necessary」というセクションがあります。

今までのパソコンのソフトウェアの概念では画面上で作業した内容は操作する人がメニューから「保存」を選んで明示的に行うのがいわば当たり前になっていました。

しかし、考えてみると、このブログを動かしているWordPressも、Google Docなども、基本的には「保存」は自動的に行われていて、操作によってSaveをする事は無くなっています。iphoneなどのアプリケーションでも同じですよね。

当たり前が、ひとつ変わっていくのかなと感じた瞬間でした。

余談ですが、iPad用のガイドラインの中で、「同じ画面に出来るだけ留まれ(Reduce full-screen transition)というのがあります。

iphoneの場合は画面が小さいので、操作の度に全画面が切り替わるように設計するのですが、(例えば、メールソフトなどはアカウントリスト画面、メールボックスリスト画面、メールリスト画面、メール本文とどんどん画面が切り替わります) ipadは画面が広いので、極力ベース画面は切り換えるなというガイドラインです。画面上には無い操作をする場合でもPopOverなどを使って同じ画面の上に小さなwindowがポップアップした感じの操作性にしなさいとの事です。

こうやって同じ画面のまま留まっている方が使っている人が安心出来るんだそうです。なるほどなと思いました。これから出てくるipad専用ソフトはこういった配慮がされて作られているんだろうなと思います。

絶対にほしい!

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本日、ipadのガイドツアーのビデオが公開されました。

これ見たら、絶対に欲しくなっちゃいますよね。

特にKeynoteはもうすでに買う気になっています。

4月3日に発売される米国版のipad注文したけど、英語版のKeynote買っちゃって日本語対応出来るのかなという心配がありますが、買うのを止められるかどうか自信がありません。

英語ですがどうぞ

http://www.apple.com/ipad/guided-tours/

FaceBookにはまる予感

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「使ってみなきゃ良いか悪いかわからないじゃない」、というのが持論で、たいていのものは試してみています。

特に最近のIT系のガジェットは「アハ体験」もの(パラダイムシフト系とも言いますかね)が多いので、実際に生活、仕事で使ってみないと、はたから今までの価値観で評論していいても的外れというケースが多いと思います。

FaceBookも同様で、とりあえずアカウントを作って、最低限のプロファイルを入れてというところまでは半年前くらいにやったのですが、iphoneだとかTwiterだとかGoogle AppsだとかKindleだとか「ハマる」事が多すぎたのと、最初の登録後出てくるメンバーが比較的交流のある人ばかりなのであまり深く掘り下げずほっておいていました。

ところが、先日突然、英語のメッセージがFaceBook経由で飛び込んで来て、見てみたら、40年以上も前にGuatemalaで会ったフィリピンの人からのものでした。

CISVという国際活動をしている団体にかつて入っていて(今でも入っているのですが)11歳の時にGuatemalaで開催されるサマーキャンプに参加しました。

このキャンプは各国から11歳の男子2名、女子2名と引率の大人1名が集まって4週間ほどいっしょに過ごすというものです。いっしょに過ごすといっても11歳ですからアメリカやイギリスからの参加者以外は英語が話せるというわけでもなく、身振り手振りでのコミュニケーションです。 私が行ったGuatemalaキャンプは中米のメキシコの直ぐ下にあるGuatemalaという国のAntiguaという町で、確か10カ国くらいが参加して行われたキャンプです。キャンプといっても別にテントをはる訳ではなく施設を借り切って行います。

前置きが長くなりましたが、その時にフィリピン代表として参加していた女性から「FaceBookに登録されているKeiichiさんはあのGuatemalaにいたKeiichiさんですか」というメッセージがFaceBook経由で来たのです。気持ちが一気に40年以上前のGuatemalaの夏にワープしちゃいました。キャンプの後に少しの間は文通(昔はエアーメールで文通しか方法がありませんでしたよね)とかしていたかもしれませんが、ほとんど音信不通の状態でしたのでこのタイムスリップはすごいです。

それから何回かやり取りをして他の各国のメンバー探しを一緒にしている所ですが、この出来事一つで、どうやら私の中ではFaceBookにも火が付きそうな予感がします。別にコンタクトして来た女性が初恋の人という訳ではないんですけどねえ、新しい事にシフトするというのは結構こんなきっかけからなのかも知れませんね。

iphoneのアプリを配布する方法が出来ました

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iphoneのアプリをギフトとして友人に送るという機能を試してみました。

音楽などは「友人に贈る」という機能が前からあったのですが、iphoneアプリは最近「友人に贈る」という機能がついたそうです。(定かではありませんが)

残念ながら、iphoneのappstoreからは出来ないようでitunesからのみ出来るみたいです。

まず、appstoreから友人に送りたいアプリを選択します。

購入するというボタンの右にある矢印をクリックすると、下の図のようなリストが出て来て、その一番上にある「このAppを贈る」を選択します。

そうすると下記の図のような画面が現れ、ここで贈りたい相手のメアドや添えて送りたいメッセージを入れて「続ける」ボタンを押せば完了です。


友達にお薦めのアプリを贈るのにも便利ですが、企業でiphoneを使う場合に従業員に業務に必要なアプリを配布するのにも便利かなと思います。

これが無ければ、個人で購入してもらって後で清算するか、itunes カードを渡してアプリを買ってもらうかくらいしか方法が無かったのですが、これであれば、会社から全従業員に会社指定のアプリを贈る事が出来ます。

どうですか? 便利じゃないですかね。

こんどは地域FMがサイマル放送を

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少し前のブログで関東と京阪地区のラジオ局がインターネットで実験放送を開始した事を書きましたが、今度は地域のFM局がサイマル放送を開始しました。

こっちは地域限定では無いようで、どこでも聞けるし、なんとiphoneアプリも出ているので、本当にどこでも聞けます。

地域のコミュニティーFM局というのはおそらく地元の人しか関係無いので連なっているラジオ局の名前を見ても今一ピンときませんが、たまたま、わたしがしょっちゅう行く葉山マリーナの敷地内にあるミニFM局、湘南BeachFMは良く聞いていて、それが参加しているのでさっそくiphoneで聞いてみました。(アプリは有料で350円です)

3G環境でも聞いてみましたが、とくに音質など問題無く、radikoとほぼ同等の感じです。

radikoはたしかIPサイマルラジオ協会という団体が行っていますが、こちらの地域FM局の方はCSAR(コミュニティーサイマルラジオ協会)というのが行っているそうです。

プロレスの団体みたいに沢山出来るようなことにならなきゃいいなとちょっと心配になりました。

私もカウチポテトですかね

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昔、カウチポテトっていう言葉ありましたよね。

カウチに寝そべって、一日中フライドポテト食べながらテレビ見ているライフスタイルっていうんですかね。今なら「すごもり」ですかね。

インターネット時代になって、テレビがパソコンに代わっただけで相変わらずそういう種族は減っていない(どころか増えているのかな)と思います。

私はいわゆるカウチポテト族ではありませんが、最近の買い物の傾向を見てみると、これもカウチポテトなのかなと思っちゃいます。

洋服や靴はさすがにインターネットで購入というケースは少ないのですが(それでもUniqloなどはネットで買っちゃいます)、それ以外のほとんどの物は最近はお店に行って購入するのではなく、ネットショッピングしている事に気がつきました。

ひどい時など、わざわざヨドバシカメラまで行って商品を決めているのに、その場では購入せずに家に帰ってからネットで注文した事もあります。別に重いから持って帰るのがいやだという訳ではないのに、なぜかそういう行動に出ていました。

おそらくこの傾向はその製品にまつわる情報量にあるのかなと思います。

お店で購入する場合にはそのお店で取り扱っている種類の中から選ぶ事になりますが、必ずしもすべてのチョイスがそこにあるとは限りません。また、いろいろな製品にまつわる情報は店員が説明してくれますが、自分の興味のある分野の場合は自分の方が詳しい事も多く、あまり参考にならないケースも多々あります。

その点、インターネットでは店舗を超えて、また噂話や使った人の感想など多種多様な情報を入手出来、(玉石混合で、情報を選択するのは自己責任ですが)納得の上で製品を選べます。

また、どんどん新製品が出てくる中、今買ったものよりも良い物が直ぐに出てくる可能性もあり、そんな除法もインターネットでは手に入れる事が出来ます。

昨晩も実は3種類もの買い物をネットでしてしまいました。

我が家の電球はすべてLED化しているのですが、ハロゲンライトを使っている洗面所とミニクリプトン球を使っている廊下のライトだけがまだ満足するものが見つかっていなく、高消費電力のものを使っていました。前から時々ネットで調べたり、ホームセンターに行ったときに調べたりしたのですが、今回は何故か気に入ったのが見つかり即購入。そのうちの一つは来月発売という新製品なので予約という形で注文完了です。

ハロゲンライト同等のLED電球

来月発売予定のより明るいミニクリプトン球LED

もう一つは小さなハイビジョンビデオカメラで、Sony、Sanyo、パナソニックからそれぞれで艇はいるのですが、それぞれ一長一短有り、決めかねていました。

いろいろ調べているうちに踏ん切りがつき、結局Xactiにしたのですが、これがなんと一晩たった今朝、すでに手元に届きました。驚きですよね。夜注文して寝てる間に届いちゃうんですから。

先日はこのブログでも書きましたが、なんとアメリカでしか発売されないipadをやはりインターネットで予約しちゃって4月3日の米国発売日から数日できっと届くんでしょうね。

配送状況もiphoneアプリで時々刻々と解る物があるし、我が家のマンションには宅配ボックスもついているのでお届け時間の心配も無いし。。。まあ、スペックだけで購入して失敗たまにはあるんでしょうがね。

もう誰も私の新製品購入を止める事は出来ません。(私のお財布だけがボトルネックですが)